ソニーモバイルがIFA 2018にて、新型スマートフォン「Xperia XZ3」を発表しました。Xperia XZ3では、ソニー初となる6.0インチ有機ELディスプレイを搭載します、ディスプレイはGalaxy S9のようにサイドにエッジが効いた湾曲仕様となっています。9月以降、世界各国で順次発売される見込みで、日本でも発売が予定されています。
Xperia史上初の有機ELディスプレイ採用
今回発表された「Xperia XZ3」では、Xperiaシリーズ初となる6.0インチ 18:9比率「有機ELディスプレイ」が採用されました。解像度はQHD+(2880×1440)となり、iPhone X(2436×1125)よりも高精細なディスプレイに仕上がっています。Xperiaシリーズの特徴でもある映像テクノロジー「X-Reality for mobile」や高色域も鮮やかに表示する「TRILUMINAS Display for mobile」、高コントラストのメリハリした映像を実現する「Dynamic Contrast Enhancer」も搭載されています。上記は有機ELテレビ「BRAVIA OLED」で培われたテクノロジーを活用しており、クオリティもBRAVIA OLEDと遜色しないキレイで美しい映像を表現できるそうです。
ディスプレイ表面は、Galaxy S9のように左右サイドが湾曲した「3D曲面ガラス」が採用されています。このガラスはCorning製の3D Gorilla Glass 5を採用。背面も同じガラスが使われています。画面大型化に伴い、本体側面ディスプレイの湾曲部を“ダブルタッチ”すると、予め登録した9つのアプリに素早くアクセスできます。本体に搭載されたAIを活用すれば、場所・時間・使用頻度などを自動で学習し、ユーザーが次に使うであろう「アプリ」を表示することもできます。
基本的なデザインは「Xperia XZ2」を引き継いでおり、上下のベゼルは未だに残っています。気になる端末の厚みは、最薄部が3mm、最厚部が9.9mmに。「ランチパック」と言われたXperia XZ2と比較すると、かなり改善されています。ディスプレイが前モデル比で0.3インチアップしたことにより、縦方向の長さが少し長くなっています。サイズは153×73×9.9mm。重さは約193gと、相変わらず「ずっしり系」な重いスマホのままです。
Snapdragon 845・4GB RAMを搭載
チップセットにはQualcomm Snapdragon 845、RAMは4GBを搭載します。OSには最新の「Android 9 (Pie)」を採用します。
メインカメラはシングル1900万画素ですが、「レーザーAF」と「RGBC-IRセンサー」を組み合わせた「Motion Eye」を搭載しています。ソニースマホの代名詞になりつつある 4K HDR撮影・フルHDでの960fpsスローモーション撮影などもサポートされています。フロントカメラはシングル1300万画素を搭載。従来モデルよりも明るいF1.9のレンズを採用し、ポートレートセルフィーモードでは、一眼レフのような人物と背景のぼけた写真、美肌写真、輪郭補正機能などが盛り込まれています。
カラーバリエーションは、ボルドーレッド、ブラック、ホワイトシルバー、フォレストグリーン日本での発売も予定されており、今秋のモデルとして登場する見込みです。
ディスプレイ | 6.0インチ 有機ELディスプレイ 18:9 QHD+(2880×1440) X-Reality for mobile TRILUMINAS Display for mobile Dynamic Constrast Enhancer |
OS | Android 9 Pie |
CPU | Qualcomm Snapdragon 845 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
メインカメラ | 1900万画素 Motion Eye 1/2.3 Exmor RS for mobile |
フロントカメラ | F1.9 1300万画素 |
防水・防塵 | IP65/68 |
USB | USB Type-C 3.1 |
音楽 | LDAC、DSEE HX、ClearAudio+ |
サイズ | 158×73×9.9mm |
重さ | 193g |