SSDの経年劣化によりデスクトップPCの動作が遅くなってきた&容量不足が生じたので、SSD(SATA)をM.2.(MVMe)に交換したので備忘録として記事にしてみました。
この記事の目次
M.2. (MVMe) とは?!
M.2.(MVMe)は2.5インチSSD(SATA 3.0)より高速なメモリ記憶媒体です。
2.5インチSSD(SATA 3.0)接続の転送速度が6Gbpsなのに対し、M.2.(MVMe)の転送速度は40Gbpsと約7倍も高速なのが特徴です。
よくある2.5インチSSD(SATA)はHDDと同じSATA規格(端子形状)のため、互換性があり取り扱いやすいのが特徴でした。
対して、M.2.(MVMe)は全く新しい規格のため下位互換がありません。
そのため、パソコンのマザーボードにM.2.スロット(MVMe)が必要になります。
マザーボード側に PCIe×4(Mキー) があれば、M.2.(MVMe)を装着することができます。
用意するもの
- M.2. SSD(MVMe)
今回はコスパ観点から WD Blue SN570 500GB を購入! - SSD(移行元:HDDでもOK)
- ヒートシンク (発熱するSSDを冷ます部材)
相性等を考慮して AINEX M.2 SSD用ヒートシンク HM-21 を購入! - クローンSSDソフト Acronis True Image WD Edition
移行元または移行先の製品がWD製かSandisk製であれば無料で使えるソフトです
Acronis True Image WD Edition をパソコンにインストール
今回はWD(ウエスタンデジタル)の Western Digital 500GB WD Blue SN570 を購入したので、付属の移行ソフトウェア「Acronis True Image WD Edition」を使ってクローンM.2.を作成します。
Acronis True Image WD Editionは移行元または移行先が WD製のM.2.(MVMe)やSSD(2.5インチ)であれば無料で使えるソフトウェアです。
ウエスタンデジタル公式サイトからダウンロードし、パソコンにインストールします。
Acronis True Image WD Edition で クローンM.2.SSD を作成
インストール完了後、Acronis True Image WD Editionを起動し、左側メニュータブから ツール をクリックし、画面左上の ディスクのクローン作成 をクリックします。
今回はクローンM.2.を作成するので 自動(推奨) を選択し、次へ(N)をクリックします。
移行元ディスク(クローン化したいディスク)を選択し、次へ(N) をクリックします。
移行先ディスク(M.2. MVMe)を選択し、次へ(N) をクリックします。
移行元と移行先に間違いがないことを確認してから 実行(P) をクリックします。
その後は、ディスククローンの作成完了を待つだけです。
上記のようにディスクのクローンが正常に作成された旨のメッセージが表示されれば、ディスククローンの作成は完了です。
まとめ
サードパーティー製のソフトウェアを活用すれば、初心者でも簡単にクローンM.2. SSDを作成できます。
今回購入したM.2. SSDはWD製でコスパは重視の製品です。WD製の商品よりも安価な製品もありますが、耐久性や発熱を考慮するとWD・Sandisk・Crucial・Samsungのようなメジャーなメーカーがおすすめです。
これらのメーカーであれば、Acronis True Image WD Edition のようにメーカーが用意したクローンSSDソフトウェアを無償で使うことができます。
Acronis True Image(通常版)だけ購入する場合6,000~7,000円程度しますので、最安値のM.2. SSDに1,000円程度足すとこのソフトウェアも付いてくると非常にお買い得です!