SONYがXperia 1 III、Xperia 10 III、Xperia 5 IIIを発表しました。ハイエンドモデルのXperia 1 IIIはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクから発売され、Xperia 10 IIIはNTTドコモとKDDIから発売されます。なお、Xperia 5 IIIについては国内では発売未定となります。

Xperia 1 IIIは可変式望遠レンズ搭載でハイエンドコンパクトデジカメ並みのクオリティに!

6.5インチ 4K 120Hz駆動でヌルヌルディスプレイに!

前モデルに引き続き、6.5インチ 4K 有機EL 21:9 シネマワイドディスプレイを採用。Xperia 1 IIIからは新たに世界初となる「4K 120Hz HDR」の有機ELディスプレイとなり、より滑らかな映像が楽しめるように進化しました。BRAVIAにも採用されている「X1 for mobile」、コンテンツ制作者の意図した画作りを実現する「Creator mode」も引き続き搭載。出荷時に個体差が出ないよう1台毎にキャリブレーションを実施しており、個体によっては白っぽく見える、黄色っぽく見えるなどの発色差を無くしています。

 

カメラには世界初の可変式望遠レンズを搭載!

スマートフォンでありながら、カメラには「可変式望遠レンズ」を搭載、70mmと105mmの撮影が可能となっており、16mmの超広角レンズ、24mmの広角レンズと合わせると4種類のレンズから写真撮影・動画撮影が可能となっています。見た目は3種類のレンズしかありませんが、望遠レンズが可変することで1種類で2種類の画角を実現しています。

 

 

可変望遠レンズは名前の通り、中でレンズが動きミラーレスカメラのレンズを動かした時のように焦点距離が変化します。これがスマートフォンの中で自動で実現されていると考えるとテクノロジーの進化を感じますね。3D iToFセンサーは被写体までの距離を瞬時に測定するために搭載されており、高速・高精度AFを実現します。Xperia 1 IIIがあればハイエンドコンパクトカメラどころかミラーレスカメラも不要なんじゃないのかなレベルの仕上がりになっています。

 

3年間使い続けても劣化しにくい長寿命設計に!

チップセットにはQualcomm Snapdragon 888 5G Mobile Platformを採用し、5Gミリ波もサポートしています。また、RAMが12GBとなりハイエンドAndroidスマホの名に恥じないレベルに仕上がっています。ROMは256GBで標準的な容量ですが、iPhoneと異なりmicroSDXC等で容易に大容量化できます。1TB microSDXCの価格も安価になり始めているので、1.25TBのスマホにカスタマイズすることもできます。

 

バッテリー容量はXperia史上最大の4500mAhを搭載。USB PDによる急速充電をサポートしたことで30分で50%程度の急速充電が可能です。また、ワイヤレスチャージ(Qi)にも対応しており、ワイヤレス充電器に置くだけで充電できるのでケーブル接続が不要でストレスフリーです!

バッテリーの負荷を低減する「いたわり充電」とXperia独自の「充電最適化技術」により3年使っても劣化しにくいバッテリーとなっています。昔は2年サイクルでスマートフォンを買い替えるユーザーがほとんどでしたが、現在は3年程度使い続けるユーザーも多いためヘタリにくいバッテリーなのは非常に嬉しいですね。

 

NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアから6月に発売される予定です。現時点での価格は未定ですが、12~13万円(税抜)になりそうです…。

 

 

Xperia 10 ミッドレンジモデルでありながら有機ELと5Gをサポート

6インチ フルHD 有機ELディスプレイを採用!

6インチ フルHD 有機ELディスプレイを採用し、ハイエンドモデルのXperia 1 IIIと同様に 21:9 シネマワイドディスプレイをサポートしています。BRAVIAの技術「トリルミナスディスプレイ for mobile」を採用し、色鮮やかで没入感のある映像体験が楽しめます。

 

ミッドレンジモデル初となる“5G” をサポートしています。バッテリーの負荷を低減する「いたわり充電」とXperia独自の「充電最適化技術」により3年使っても劣化しにくいバッテリーとなっています。

 

トリプルレンズで近くも遠くも撮影できる!

16mm超広角レンズ、27mm広角レンズ、54mm望遠レンズの合計3種類のレンズを搭載しています。SONYのカメラ技術である「プレミアムおまかせオート」を搭載し、シーンを自動で判断して適した設定で写真を撮影することが可能です。加えて、新しいシーンに「ペット」が追加され、犬や猫を認識すると自動でシャッタースピードとIOS感度を調整してブレずに撮影することができます。

 

 

Xperia 5 IIIは日本での発売は未定に

Xperia 5 IIIはXperia 1 IIIの6.5インチディスプレイを6.1インチに小型化したモデルとなっています。基本的な性能はXperia 1 IIIと同様。大きく異なる点はRAMが12GB→8GBにスペックダウンする点等が挙げられます。こちらは現時点で日本での発売は未定となっています。使いやすいサイズだけに非常に残念です。

 

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