NTTドコモが11月4日にAndroid 7.0へのバージョンアップデート対象機種を発表しました。大ヒットしたXperia Z3はアップデート対象外に。Xperia Z4以降の機種であれば、Android 7.0へのアップデートをサポートします。
この記事の目次
Android 7.0をサポートする機種は19機種
Android 7.0 (Nougat)へのアップデートをサポートする機種は以下の19機種です。
■Android 7.0へのバージョンアップサポート機種
- AQUOS ZETA SH-03G
- AQUOS ZETA SH-01H
- AQUOS Compact SH-02H
- AQUOS ZETA SH-04H
- AQUOS EVER SH-02J
- arrows SV F-03H
- arrows Tab F-04H
- arrows NX F-01J
- Galaxy S6 edge SC-04G
- Galaxy S6 SC-05G
- Galaxy S7 edge SC-02H
- XperiaTM Z4 SO-03G
- XperiaTM Z4 Tablet SO-05G
- XperiaTM Z5 SO-01H
- XperiaTM Z5 Compact SO-02H
- XperiaTM Z5 Premium SO-03H
- XperiaTM X Performance SO-04H
- XperiaTM XZ SO-01J
- XperiaTM X Compact SO-02J
提供時期に関しては未定とのことです。
Xperia Z3 SO-01G と Xperia Z3 Compact SO-02G はアップデート対象外に
2016年11月2日に発売された「Xperia XZ SO-01J」のOSは、Android 6.0を搭載しています。恐らく、近日中にAndroid 7.0へのアップデートが提供されるものと思われます。
一方で、遂にOSアップデートから外れた「Xperia Z3 SO-01G」と「Xperia Z3 Compact SO-02G」。この2機種はアップデートの対象外になった理由として2点挙げられます。
①発売から2年経過
1点目は「発売から2年経過したこと」です。多くのユーザーは、スマートフォンを24ヶ月払いにします。24ヶ月すると代金を完済することになります。半数以上のユーザーはこのタイミングで新機種に機種変更を行います。このため、メーカー側は一定の保守責任が終了したと判断し、OSアップデートの提供を終了してしまいます。
②64bitをサポートしていない
2点目はXperia Z3シリーズが「CPUが64bitをサポートしていないことが原因」と言われています。ソニーから見れば、Xperia Z3は世界的にもヒットしたスマートフォンの1つです。日本を含めワールドワイドで多くのユーザーが今も不満なく使っています。そのような機種であれば、OSのアップデートをサポートするのがUL向上の鉄則です。しかし、一部報道によればソニーも提供したいが提供できない状況であると言われています。
その理由が上記に挙げた「CPUが64bitをサポートしていない点」です。Android 7.0では、CPUが64bitをサポートしていることがマストという認識がなされています。
また、Android 7.0ではQualcomm Snapdragon 800/801、GPU Adreno 330向けのドライバーサポートが打ち切られ、ドライバーが提供されていない模様。ドライバーが提供されなければ、メーカー側も"打開策がない"状況となります。
Android 7.0へのアップデートが提供されない理由は、主にこの2点が理由だと考えられます。ユーザーとしては、まだまだ快適に動作するXperia Z3シリーズを使いたいというのが本音だと思います。最新機種であるXperia XZが発売されましたが、LINEやTwitterしかしないユーザーにとってみれば大きな変化はありません。
個人的には、スマホのライフサイクルが伸びた今こそ、OSアップデートは3年くらいサポートして欲しいものです。