ノートPCでは搭載が当たり前になりつつあるストレージ「SSD」ですが、少し前のノートPCデスクトップPCには「HDD」が搭載されており、動作が遅くなる傾向があります。また、PS3やPS4をHDD→SSDに換装することでゲームのロード時間を大幅に短縮できます。今回はHDD→SSDへの換装する際にどこのメーカーのSSDを購入すべきなのかを調べてみました。

そもそもSSDとは?

SSDとは、Solid State Drive(ソリッド・ステード・ドライブ)の略称となります。SDカードやフラッシュメモリのように半導体メモリで出来ており、衝撃や振動などに強いのが特徴です。

 

 

余談ですが、HDDは内部で磁気ディスクが回転する構造となっています。ザックリ言うと、大容量DVD・BDディスクが超高速回転してデータを読み書きしているイメージです。ご想像の通り、振動や衝撃に非常に弱いです。

 

 

SSDの種類を整理してみた

SSDの接続規格は大きく分けて「SATA」「M.2.」「USB」の3タイプ存在します。

 

SATA(内部組込)

SATAは「Series ATA(シリアルATA)」の略で、ノートPCやデスクトップPCのHDD→SSD換装する際は90%以上の確率でこの規格のSSDを購入する必要があります。

また、PS4やPS3のHDD換装には、このSATA接続に対応したSSDを購入する必要があります。パソコンやPS4などの本体カバーをドライバで開けて換装する必要があります。

 

SATAのタイプは2種類あり、最大速度が3Gbpsの「SATA」と最大速度が6Gbps「SATA 6Gb/s」があります。

現在流通している大半がSATA 6Gb/s対応なので、あまり気にする必要はありませんが、PCによっては最大速度が3Gbpsとなるため注意が必要です。

どちらも2.5インチ規格というサイズのSSDなので、ありとあらゆるノートPC/デスクトップPC/PS4をサポートします!
*mSATAもありますが、対応マザーボードが少ないため本記事では取り上げていません。

 

 

M.2.(内部組込:NVMe接続)

M.2.は99%確率でPCやサーバー用途に使われる規格です。2017年後半に発売されたデスクトップPC用マザーボードでサポートされるようになりました。

特徴としては、マザーボードに直接差し込むタイプとなります。

従って、マザーボードがM.2.規格をサポートしていることが必須となります。SATA同様にパソコン本体カバーを開けて、M.2.のSSDを組み込む必要があります。

 

M.2.規格SATA規格のSSDと比較すると、圧倒的にM.2.規格のSSDの方が読み書き速度が高速となります。

イメージとしては、M.2. >>> SATA >> SDカード(標準タイプ)となります。

読み書き速度が高速な分、消費電力が高く、熱も持ちやすくなります。M.2.規格のSSDを使う場合は、PCの電源容量と放熱性に注意しましょう。

 

一般的なノートPC/PS3/PS4には使えないので、間違えて購入しないようにしましょう。

 

 

USB

USBは、USBフラッシュメモリやポータブルHDDのように「USB接続するSSD」です。

外付けポータブルとも呼ばれることがあります。先ほどまでの「SATA」や「M.2.」がパソコン内部のパーツとして組み込む規格でしたが、USBはPCやPS4に接続するだけですぐに使うことができます。

 

従来はUSB Type-A接続が一般的でしたが、Macbook Proなどの普及でUSB Type-C接続も徐々に増えています。なお、PS4は外付け

 

3D NANDがオススメ!

上記情報だけでも購入は可能ですが、SSDの世界は非常に奥深く、データを保存する半導体にはいくつかの種類があります。この種類によって、データを格納できる容量、信頼性、耐久性が変わってきます。

 

 

大きく分けて「3D NAND」「2D NAND」が存在しています。基本的に3D NANDの商品を購入すれば、容量・信頼性・耐久性的に問題ありません!

 

 

2D NAND

2D NANDはSSDが発売されて間もない頃に採用されたデータを保存する半導体の名称となります。2D NANDの中にも4種類存在しており、SLC → MLC → TLC → QLCの順番で進化しました。

この順番で大容量化・低価格化に寄与しています。

耐久性はSLCが最も高く、QLCが最も低くなります。大容量化ではQLCが最も有利でしたが、大容量化に限界が来たため登場したのが「3D NAND」となります。

 

基本的には「3D NAND」かつ「TLC」を購入すれば問題ありません。というよりかは、市場に流通しているSSDの大半が3D NAND TLCとなります。

時々、サムスンなどのメーカーが3D NAND QLCの製品を出していますが、サムスンなどの大手メーカー系のSSDは品質も担保されているので、気にしなくても問題ありません。

 

 

3D NAND

3D NANDは、その名の通りデータを保存する半導体を多層構造にしたものです。

2D NANDが平屋構造だとすると、3D NANDはビル構造となっており、より多くの情報を書き込むことができます。

技術的な詳細は割愛しますが、3D NANDを採用した製品は半導体の進化並びに半導体を制御するコントローラーの進化により、大容量化と共に信頼性向上・耐久性強化が図られています。

少しお高くても大切なデータを守ると言う観点で3D NANDをオススメです。

 

 

おすすめメーカー10選

1. crucial (個人的にオススメ)

crucial(クルーシャル)は、市場に早い段階からSSDを供給していたメーカー。

親会社は半導体の製造を手掛けるMicron Technologyで「Lexar(レキサー)」ブランドでSDカードやフラッシュメモリを販売しています。

 

読み書き速度が安定し、高い性能を誇り、耐久性にも優れているため非常に人気なメーカーです。

価格.comのProduct AWARD 2018を受賞した商品もあり、ユーザーから根強い人気を得ています。

コスパが高い製品が多いのも特徴です。国内のSSD市場を牽引しているメーカーと言っても過言ではありません!

 

 

 

2. CFD [東芝] 

CFD(シー・エフ・ディー)は、パソコン周辺機器メーカーでお馴染みの「BUFFALO」と同じメルコグループ企業。

BUFFALOが一般コンシューマー向けパソコン周辺機器を販売し、CFDが玄人向けのパソコン周辺機器を販売しています。

CFD = 玄人向けのPCパーツ会社の方が覚えやすいかもしれません。

 

CFDに搭載されるSSDには「東芝製」を採用しており、言わずと知れた高品質な製品となっています。

東芝はコンシューマ向けのSATA規格やM.2.(NVMe)規格のSSDを販売していないため、東芝製のSSDを購入するならCFD一択となります。

基本的にエンタープライズ向け(法人向け)に製品を供給しているため、安定した性能と高い信頼性・耐久性を誇ります。

ユーザー同士のコミュニティも活発なので初心者の方にオススメです。時々、韓国のSK Hynix製も存在。

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3. WESTERN DIGITAL(PS4などに向いている)

Western Digital(ウエスタンデジタル)は、元々HDDを製造・販売していた会社ですが、近年はSSDにも注力しています。

10年くらいPC業界にいるユーザーから見ると「HDDのWestern DigitalがSSDも作る時代になったのか…」という印象を受けます。

 

Western DigitalのSSDは、Western Digital傘下のSanDiskが開発・製造しているSSDを採用しています。

SanDiskは東芝と半導体開発・製造の共同事業を行なっているため、「東芝製」とも言えます。

Western Digitalの特徴と言えば、コストパフォーマンスが良い点。

プロゲーマー・プロ写真家・プロ動画編集者・研究開発者でない限り、Western DigitalのSSDで事足ります!信頼性・耐久性も十分にあるため、コスパ重視ならオススメです。

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4. Samsung(ハイエンドモデルも存在)

SamsungはGalaxyシリーズやテレビで有名ですが、半導体の最大手でNAND型フラッシュメモリの販売シェアは世界No.1を誇ります。

ハイエンドモデルからエントリーモデルの幅広いラインナップを揃えています。

自分自身の用途に合わせて購入する必要があるので、他のメーカーよりも知識が必要となります。

 

国内で発売されているコンシューマ向けPCの多くにはサムスン製のSSDが搭載されています。

また、Macbook ProなどのSSDもサムスン製だったりします。それくらいポピュラーなメーカーです。

 

 

PS4のHDD→SSD換装の動作一覧表を公式サイトでリリースしています。2.5インチSSDであれば、PS4で動作しますが、超初心者の方には失敗しないSSD選びができるかと思います。

 

 

 

 

5. Intel(ネームバリューで選ぶならコレ!)

Intelは説明不要なレベルのメーカー。パソコンのCPUの世界シェアNo.1企業です。

「Intel入ってる♪」のCMでお馴染みです。半導体メーカーとして不動のNo.1の座を築いています。SSDも製造しています。

 

SSDが普及していない時代から開発・製造をしているメーカーの1つです。

一時期は製品にトラブルが多発し、世の中をお騒がせしましたが、その経験もあり今となっては一流のSSDメーカーでもあります。シリーズによっては消費電力が低いため、省エネ志向の方にオススメです。

しかし、ブランド力が圧倒的過ぎる故に価格が高いのが傷です。

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6. Sandisk(中身はWD&東芝)

Sandiskは、先ほど説明下通りWestern Digital傘下の企業で、東芝と共に半導体に関する共同事業を行なっているメーカーです。

どちらかというと、SDカード・フラッシュメモリの方が先に連想される企業です。

 

あくまでも個人的な見解ですが、Western DigitalとSandiskの性能・信頼性・耐久性は変わらないような気がします。

一部では、同スペック製品も存在しており、ブランディングの違いで両メーカーから発売されているケースもあります。

Western Digital = Sandiskというイメージですが、PCパーツとしてのブランド力はWestern Digitalに軍配が上がります。

どちらか安い方を購入すれば良い、それがWestern DigitalとSandiskの関係性なのかもしれません!

 

 

 

 

7. ADATA(古いPCのHDD換装にオススメ)

ADATAは、価格を重視したユーザー向けのメーカー。圧倒的な低価格で多くのユーザーを魅了しています。

国内では低価格メーカーというイメージが付いていますが、PCなどに使われるDRAMモジュールのシェアは世界No.2の実力を誇っています。

ADATAは韓国やアメリカのメーカーと思われがちですが、実は台湾のメーカーだったりします。

 

Amazon, イートレンド, NTT-X Storeなどでよくセール商品になっています。

ノートPCやPS4のSSD換装であれば十分なスペックだと思います。

Windows 7などの古いPCは、そもそもの性能が出ないので本製品でちょうど良いかもしれません。

製品によっては永久保証品もあるので、品質には自信があるようです。SSDが普及してまもない頃に私も使っていましたが、3年間ノントラブルで読み書き速度も良好でした。

 

 

 

8. Silicon Power(M.2. NVMe製品は人気)

Slicon Power(シリコンパワー)は、台湾の半導体メーカーです。SSDの製品によっては驚異的なコストパフォーマンスを出すメーカーです。また、永久保証も行なっているメーカーです。

 

SSDの商品によって賛否両論されるメーカーです。ノートPCのHDDをSilicon Power製のSSDに換装して使っていましたが、読み書き速度も良好で、5年経った今でも外付けSSDとして動作していることから信頼性も問題ありません。

現在はM.2. NVMe製品が人気です。

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9. Kingston Technology(価格が安い)

Kingston Technologyは、DRAMモジュールのシェアNo.1の企業です。

No.2が先ほどのADATAです。近年はe-Sportsブームでヘッドホンやキーボードなどのパソコン周辺機器が有名ですが、元々はDRAMメモリやフラッシュメモリを製造していた会社です。

 

Kingstone製のSSDに関しては、謎が多いの一言に尽きます。価格が安いのが特徴ですが、個人的な見解として、それ以外に突出した点がないような気がします。

セールになっていたら買っても良いかなというレベル。ハイエンドモデルであれば購入する価値はあると思いますが、SSDについて詳しくない人はあまり手を出さないメーカーです。

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10. Transcend(よくセールになる製品)

Transcend(トランセンド)は、低価格をセールスポイントにしているメーカーです。「大学生のフラッシュメモリって、ほとんどトランセンドじゃないかな?」というレベルで一時期普及したような気がします。

読み書き速度が遅いとか、信頼性が無いとか、耐久性が無い訳じゃないメーカー。

価格以外にこれと言った特徴が無いような…。今度セールになっていたら、PS4をSSD化する時に購入しようかなって思っています。

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1TBとか2TBなどの超大容量のSSDを低価格で調達する必要がある時に重宝するメーカーと言えます。大容量のSSDであれば、トランセンド一択なのかもしれません。

 

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