カメラで撮影した写真を間違えて削除したり、Power PointやExcelなどで作成した書類を操作ミスで削除してしまったことはありませんでしょうか?先日、ブログにアップしようと思って撮影した写真を誤って削除してしまいました…。ということで、データを復旧すべく、データ復旧ソフトを試したところ「EaseUS Data Recovery Wizard」でデータの復元に成功しました。

EaseUS Data Recovery Wizardを使えば高確率でデータ復旧が可能

旅行・結婚式・子供の運動会の写真、数時間掛けて作成したPower Pointのプレゼン資料などを誤って削除したことはありますでしょうか?

今まで自分なら絶対にそんな誤って写真や資料を削除しないという自信がありましたが、それも過去の話に…。

先日、ブログ用の写真をミラーレスカメラで撮影し、レビュー記事を作成しようとした際に操作ミスでSDカードに保存していた写真を全て削除してしまいました。不運は続き、Wordで作成した資料を削除し、ゴミ箱から完全に削除してしまいました。

 

3時間程度あれば、1から写真を撮影・Word資料作成の2つを元の状態まで戻すこともできましたが、せっかくなのでデータ復旧ソフトでデータ復元をしてみることにしました。

 

そこで真っ先に候補に挙がったのがEaseUS Data Recovery Wizardです。EaseUSのソフトウェアはノートパソコンのSSD換装で過去にお世話になったソフトウェアメーカー。マウスでボタンをポチポチするだけで、無料でクローンSSDを作成することができました。

EaseUSのソフトウェアを使用した実績もあったため、今回はEaseUS Data Recovery Wizardを使用することにしました。

 

 

 

EaseUS Data Recoveryは無償ライセンスから試すことができる!

今回はWindows 10搭載のノートPCでデータ復旧しました。EaseUS Data Recovery Wizardには無償ライセンスと有償ライセンスが用意されています。Windows版には下記の4種類のライセンスが用意されています。

 

 

ライセンス種類
・EaseUS Data Recovery Wizard Free(無償ライセンス)[2GBまで]
・EaseUS Data Recovery Wizard Pro(有償ライセンス:8,900円)[1台用]
・EaseUS Data Recovery Wizard Pro Winpe(有償ライセンス:11,900円)[1台用 / 起動不可のPCからデータ復旧が可能]
・EaseUS Data Recovery Wizard Technician(有償ライセンス:35,880円)[複数台用 / 削除したパーティションの復旧も可能]
当たり前のことですが上位ライセンスに行けば行くほど機能が増え、技術サポートも充実します。
復旧するデータが2GBまでという制約はありますが、本当に復旧できるかどうか試すところから始めた方が良いので、最初は無償ライセンスの「EaseUS Data Recovery Wizard Free」からスタートすることをオススメします。
故障したPCからデータ復旧する場合は、子供の運動会のビデオを復旧する場合は上記に関わらず「EaseUS Data Recovery Wizard Pro(8,900円)」の一択となります。

 

 

 

 

EaseUS Data Recovery Wizardを使ってみた

EaseUS Data Recovery Wizardのサイトを閲覧するまで知らなかったのですが、EaseUS Data Recovery Wizardのデータ復旧率は97.3%と非常に高いものとなっています。

データ復旧を専業とする業者のデータ復旧率が93~98%を推移していることを考えると、業界トップクラスのデータ復旧率を誇っているということになります。

さらに、オンラインソフトウェアのダウンロードや販売をしているVectorの2019年下期におけるバックアップ・復元部門における「Vectorプロレジ大賞」を受賞している優秀なソフトウェアだったことが判明しました。恐れ入ります…。

 

 

1~2分でデータ復旧できる環境を整備できる

まずは、EaseUS Data Recovery Wizard Freeをダウンロードし、インストールします。

 

ダウンロードはこちらからからできます。

 

画面の指示に従ってクリックするだけでインストールが完了します。インターネット回線に依存しますが、5分程度あれば初心者でもインストールを完了することができます。

 

 

 

最初はマウスでポチポチしてディスクをスキャン!

トップ画面上で復旧したいドライブ・フォルダを選択します。

 

デバイスとドライブではCドライブ・Dドライブ・外付けSDカード・USBフラッシュメモリなどの記録領域(ハードウェア)を選択できます。

場所の指定では、デスクトップ・ゴミ箱などのフォルダの指定ができます。

今回はUSB接続したローカルディスク(D:)を選択しました。

 

 

 

スキャン結果から復旧したいデータを探って、ファイルを復元!

スキャンする対象をクリックすると、スキャンが開始されます。256GBのSDカードをスキャンしたところフルスキャン完了までに2時間以上掛かりました。

フルスキャンのスピードはPCに搭載されているCPUの性能、スキャン対象の読取スピード(ハードウェア性能)、スキャン対象の書き込み回数に依存するようです。

途中でスキャンの一時停止や停止をすることもできるので、ネットサーフィンなどの空き時間中にスキャンを再開することもできます。

 

 

画像データなどに関しては復元前にサムネイルで画像を確認できます。画像ファイルはカメラ側でランダムにファイル名が付与されるため、サムネイルで確認できるのは非常に重宝しました。

約半年前に削除した画像も無事にスキャン結果に反映されており、データ復旧率の高さを実感することができました。

 

 

 

画面右下にある「リカバリー」をクリックすると、対象したファイルの保存先を任意で選択し、ファイルを復元することができます。

 

 

 

ファイルの復元が完了すると「復元が完了しました」と表示されます。

 

 

復元後の画像にピクセル抜けや色の反転などの影響があると予想していましが、元ファイルと遜色ないクオリティで画像を復旧できました。

 

 

 

 

まとめ

試しにWord、Power Point、Excelデータを削除し、ゴミ箱から完全削除した状態でも復旧できるかどうか試したところ、無事にデータ復旧することができました。

ちなみに、Excelデータ復元、完全に削除したゴミ箱からのデータ復旧のニーズは高いようで、特設ページまで用意されていました。
データを復旧したい人が結構多いようですね…

無償ライセンスでもデータ復旧率の高さを十分に実感できましたが、画像ファイル・音楽ファイル・動画ファイルなどの大容量データを復元する場合は2GBを超過するため、有償ライセンス8,900円を購入した方が良いと思います。

 

どれくらい前までのデータを復元できるかは試してみないと分からないものの、今回は最大6か月前のデータまで遡って復元したところ、見事に復元することに成功しました。

 

まとめ
・無償ライセンスでもデータ復旧することは可能
・2GB以上のデータ復旧をする場合は有償版が必要
・簡単操作だから初心でも安心してデータ復旧できる
・スキャンからリカバリーまでのUIが分かりやすい
・どれくらい前のデータまで復旧できるか未知数
・有償ライセンスは買い切り型の8,900円からと少しお高い
確実にデータ復旧できるかどうかは正直やってみないとわかりませんが、データ復旧を専業にしている業者とほぼ同じデータ復旧率を誇っていますので、まずは無償ライセンス版で試してみて、復旧目途が立ち次第、有償ライセンス版を購入するという流れがオススメです。
敢えて難点を言うのであれば、月額版が存在していないことです。毎日データ復旧をするユーザーはいないと思いますので、1,000円/月のサブスクリプションサービスであればもっとお手軽にデータ復旧ができそうな気がします。

 

EaseUS Data Recovery Wizard

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