オンキヨー&パイオニアイノベーションズがCES 2017にて、ハイレゾ対応スマートフォンを参考展示しました。本スマートフォンは、同社のオーディオ機器で培った技術を生かした「ハイレゾ音源再生に特化したAndroidスマートフォン」です。
ハイレゾ対応のAndroidスマホ
オンキヨー&パイオニアイノベーションズがCES 2017にて「Androidスマートフォン」を参考展示しました。
単なる”スマートフォン”ではなく、オンキヨーブランドの「HI-RES SMARTPHONE」。スマートフォン + ハイレゾ音源再生対応のデジタルオーディオプレイヤーとなっています。
5インチディスプレイを搭載
5インチディスプレイが搭載され、OSにはAndroid 6.0が採用されています。メインカメラは1,600万画素、フロントカメラは800万画素を搭載しています。
対応バンド(周波数)は明らかにはなっていませんが、デュアルSMスロットをサポートしている模様です。その他にも、Wi-Fi、Bluetoothなどスマホとしての当たり前の機能を搭載しています。
オーディオ機器としての実力は…
肝心のデジタルオーディオプレイヤー(DAP)としての実力ですが、DACにはESS社の「Sabre ES9018K2M」、アンプには「9601K」を搭載。DACは、同社のデジタルオーディオプレイヤー「DP-X1」にも搭載されているチップであり、音質向上を果たします。そのDACが2基も搭載され、DAP開発で培ったアンプ設計や回路設計のノウハウも投入されています。
本体には、3.5mmのイヤホンジャック、バランス駆動の2.5mmのイヤホンジャックを搭載。もちろんハイレゾ音源の再生をサポートしています。WAV、FLAC、DAD、MQAの再生フォーマットに対応。オフィシャル情報ではありませんが、MP3やAACなどの再生もサポートしているようです。
128GBのストレージを搭載しています。Android搭載スマホだと大容量ストレージと言えます。更に、最大256GBまでのmicroSDXCカードをサポートしており、内蔵ストレージ + microSDカードで最大384GBまで拡張可能です。
本体サイズは72.1(幅)×142.3(高さ)×11.95(厚さ)mm、重さは234g。5.2インチディスプレイを搭載する「Xperia XZ」の大きさが72(幅)×146(高さ)×8.1(厚さ)mm、重さが161g。この2機種を比較すると、オンキヨーが開発しているスマホのサイズは一般的。しかし、重さはXperia XZより約60gほど重くなっています。
写真引用元:ケータイWatch