Googleがスマートフォン向けの最新OS「Android 8.0 (Oreo)」を発表しました。Android 8.0 (Oreo)は、お菓子の「オレオ」とコラボしたバージョンとなります。アップデートで既存のスマホも"Android 8.0"となります。Xperia XZ や Galaxy S8 には、Android 8.0が配信されると見込まれています。
Android 8.0 の見た目の大きな変化はない
Android 8.0 にバージョンがアップしました。「処理性能の向上」や「新機能」が搭載されていますが、UIに大きな変化がありません。
ソニーのハイレゾワイヤレス技術「LDAC」を搭載
新機能としては、ワイヤレスオーディオ技術「LDAC」の搭載、ピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)の搭載、通知ドット表示、絵文字の追加が挙げられます。
ワイヤレスオーディオ「LDAC」ですが、これはSONYのハイレゾワイヤレス転送技術です。ハイレゾ音源を圧縮することなく、Bluetoothで転送する技術でSONY製のスマートフォン「Xperia」には既に搭載されています。Android 8.0でサポートをしたので、SONY製以外のスマートフォンにも標準で搭載されることになります。
「ピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)」はメインアプリとサブアプリの2つアプリを同時に開き、1つの画面上に重ねて表示する機能です。サブアプリの画面サイズを自由に変更することができます。昔のテレビであった「2番組同時表示」と同じ仕組みです。PIPは、既にサムスンの「Galaxy」に搭載されています。
「通知ドット」はアプリからの「通知」となり、アプリアイコンの右上の「通知ドット」を表示する機能です。iPhone 7でSNSなどのアプリを長押しすると、最新のメッセージを開きダイレクトに返信できる機能と似ています。
「絵文字」ですが、新たにかなりの量が追加されました。
パフォーマンスも向上!
新機能の他にもパフォーマンスも向上しています。OSの起動時間が従来比の2倍へと高速化しています。バックグラウンドアプリの動作改善も実施され、バックグラウンド上で使われていないアプリの動作を最小限に抑えることで、バッテリー消費量の軽減と動作の向上を果たしています。予め設定を有効にすることで、ログインが必要なアプリでの入力候補を表示する「オートフィル機能」を搭載しています。