2018年10月に現行型Macbook Airはフルモデルチェンジし、Retina化を果たしました。そのMacbook Airが次期型で2.5倍の性能に大幅進化する可能性が高くなっています。
CPUの物理コア数が2倍になり、性能は2.5倍に!
CPUベンチマーク測定アプリ「Geekbench」の公式サイトにApple製の未確認機種のベンチマーク結果が掲載されました。
今回登録されたデータによると、マザーボードに「Apple Inc.」の文字列が含まれており、モデル名は「ICLRVP1,1」、OSは「macOS 10.15.3(Build19D2024)」となっています。
気になるGeekbenchのスコア結果は、シングルスコアが「1160」、マルチコアが「4265」。現行のMacbook Airのシングルコアの結果が“750~770”、マルチコアの結果が“1500~1600”。
つまり、シングルコアパフォーマンス比で1.5倍、マルチコアパフォーマンス比で2.6倍のパフォーマンスの差があります。なぜここまでパフォーマンスに差が出るかというと、CPUのコア数が2コア4スレッドから、4コア8スレッドに進化したからです。要するにMacbook Proのように、Macbook Airもクアッドコア化する流れが強いと言えます。
ベンチマーク結果から推測すると、第10世代Core i5-1030G7が搭載される可能性が高く、GPUの進化も見込めます。
なぜベンチマーク結果が次期Macbook Airだと分かる?
上記情報によりGeekbenchの結果から、Core i5-1030G7のクアッドコアらしきApple製の未確認モデルの存在が確認できています。Core i5-1030G7の発熱と消費電力の目安は9Wです。現行のMacbook Airに搭載されているCPUのTDPは7Wであることから2W消費電力が増加しますが、誤差の程度ともとらえられます。一方でワンランク上のMacbook Proに搭載されているCPUのTDPは15W以上です。
このことから考えると、Geekbenchに掲載されたベンチマーク結果は次期Macbook Airである可能性が非常に高いと考えられます。
次期Macbook Airではシザー式キーボードを採用?
現行Macbook Airで採用されているキーボードは「バラフライ式キーボード」です。本体の薄型化と安定したタイピングを両立したキーボードですが、キーストロークが短く、打刻感があまりありません。賛否両論がありますが、多くのMacユーザーが本キーボードへの不満を抱いています。
そんな不満を対処すべく、16インチのMacbook Proから「シザー式キーボード(Magic Keyboard)」が採用されました。今後、全てのMacbookシリーズでシザー式キーボードが採用される見込みのため、次期Macbook Airでも採用されると考えられます。