NECプラットフォームズが無線LANルーターシリーズAtermのWi-Fi 6サポートハイエンドモデル「Aterm WX6000HP」を1月23日に発売すると発表しました。価格は4万円前後の見込みです。

Wi-Fi 6 サポートで最大速度4,040Mbpsを実現

WX6000HPはWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)サポートし、8ストリーム(8×8)の最大4,040Mbpsの実効スループットを実現したハイエンドモデルです。BUFFALOのWi-Fi 6 サポートの無線LAN “WXR-5950AX12” が外付けアンテナなのに対し、WX600HPは内蔵式アンテナで360度の方向をカバーする「ワイドレンジアンテナ」を採用しています。CPUはクアッドコア(4コア)を採用し、Wi-Fi 6 の高速通信を最大限発揮できるようになっています。

 

 

Wi-Fi 6の特徴的な技術である「OFDMA(直高周波数分割多元接続)」により、複数の端末と同時接続しても安定した通信が可能です。加えて、Wi-Fi 5(ac規格)でも採用されていた「MU-MIMO」もサポートすることで最大8台同時通信でも安定した通信が行えます。

 

 

 

Wi-Fi 6 のワイドバンド技術により、5GHz帯の通信帯域がWi-Fi 5の「80MHz」から、Wi-Fi 6では2倍の「160MHz」に拡大されています。更に、2.4GHz帯においても電波を効率良く変調できる「1024QAM」が採用されており、高速通信が実現しています。

 

 

WANは10Gbpsをサポート!IPv6もサポート

無線LANのスループットが最大4,040Mbpsに進化しているのと同時に、固定回線と無線LANルーターを接続する通信ポート「WAN」も強化されています。WANは最大10Gbpsをサポートし、コンシューマー向け固定回線では世界最速のnuro光 下り最大2Gbpsのサービスに対応しています。LANポートは最大1Gbpsをサポートし、4基用意されています。

 

時代のトレンドになりつつあるIPv6の機能としては、「IPv6(IPoE)」に対応。更にIPv6接続時でもIPv4を使える技術「IPv4 over IPv6」もサポートしています。恐らく一般家庭では使わないであろうIPv6アドレスプレフィックスを自動で割り当てある「DHCPv6-PD」、IPv6通信を高速化する独自技術「IPv6 High Speed」をサポートしています。

 

最新セキュリティWPA3をサポート

WPA/WPA2のセキュリティを強化した「WPA3」をサポートしています。WPA2との互換性を担保しているため、WPA3未対応の端末でも強固なセキュリティを実現します。しかし、現時点でWPA3対応端末は少数であるため、普及するまでには2,3年掛かると考えられます。

Aterm WX6000HP

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