ソニーモバイルコミュニケーションズがAndroid搭載プロジェクター「Xperia Touch」を発表しました。Xperia Touchはテーブル・デスク・壁など、平坦な場所であればタッチスクリーンにするデバイスです。
近未来を現実にする「Xperia Touch」
Xperia Touchは昨年のMWC 2016で「Xperia Projecter」として展示されたコンセプトモデルの製品版。Android搭載のプロジェクターであり、テーブル・デスク・壁などの平坦な場所であれば映像を投影できます。映像を投影するだけではなく、映像にタッチすることができます。つまり、Android + プロジェクターを組み合わせたことにより「タッチスクリーン」を作りだすことができます!ちょっぴり近未来的なデバイスとなっています。2017年春に各地で発売される予定です。現時点で日本で販売されるかは決まっていません。
超単焦点レンズで23インチ~80インチの画面に対応
Xperia Touchは、ソニーが開発した高精細液晶ディスプレイデバイス「SXRD」と「超単焦点レンズ」を搭載。これにより、Xperia Touchと投影場所が至近距離でも23インチ~80インチの画面を映し出すことができます。投影した映像を「タッチ」して操作することができます。更に、「赤外線センサー」と「カメラ」を内蔵したことで、指の位置を60fpsでリアルタイム処理し、ユーザーが投影映像をタッチした場所を最大10点まで検出できます。これにより、複数人で操作することも可能となっています。
OSにAndroidを採用することで、Androidスマホと同様の操作を可能としています。Google Play Storeに対応しています。動画の視聴はもちろんのこと、PowerPointで資料を開き、会議を行うことも可能です。Playstation 4のRemote Playをサポートしており、Playstation 4のゲームをXperia Touchで投影することもできます!ソニーの総合力が凝縮された製品と言えるでしょう。
スペックは、以下の通りです。
・OS: Android 7.0 (Nougat)
・CPU: Snapdragon 650 APQ8056 1.8GHz+1.4GHz(ヘキサコア)
・RAM: 3GB
・スクリーン: SXRD (23インチ~80インチ)
・解像度: 1,366×768ピクセル
・ROM: 32GB
・マルチタッチ: 10点
・カメラ: 1,300万画素 Exmor RS F2.0 22mmレンズ
・端子: USB Type-C、HDMI(Type-D)
・ネットワーク: IEEE 802.11 a/b/g/n/ac (433Mbps)
・Bluetooth: Bluetooth v4.2 (LDAC、aptXをサポート)
・バッテリー: 1,200mAh (動画再生の場合は1時間)
・その他: ライト、コンパス、ジャイロ、気圧、温度・湿度、回転ベクトル、動作検知センサー
現時点での価格は決まっていませんが、個人的には10万円くらいかと思っています。