2018年9月5日にソニーが新型WALKMAN「NW-A50シリーズ」を日本国内で2018年10月6日に発売すると発表しました。発売される容量は16GB / 32GBモデルで、最も安いモデルが22,000円前後になる見込みです。
IFA 2018で発表されたNW-A50シリーズが国内発売へ
今回発表された新型WALKMAN「NW-A50シリーズ」は、ドイツ・ベルリンで開催されたIFA 2018にて発表された新型WALKMANとなります。
発売されるモデルは、下記4モデルとなります。
モデル名 | 容量 | イヤホン | 価格 |
WALKMAN NW-A55 | 16GB | - | 22,000円前後 |
WALKMAN NW-A55HN | 16GB | IER-NW500N | 29,000円前後 |
WALKMAN NW-A55WI | 16GB | h.ear in 2 Wireless WI-H700 | 40,000円前後 |
WALKMAN NW-A56NH | 32GB | IER-NW500N | 34,000円前後 |
WALKMAN NW-A57 | 64GB | 37,000円前後 |
モデル名の後ろに「HN」が付くモデルは、WALKMAN専用イヤホン「IER-NW500N」が付属します。IER-NW500Nは有線接続で「アクティブノイズキャンセリング機能」を搭載しており、電車や飛行機など、一定の騒音をノイズキャンセリングで低減させることができます。
WALKMAN NW-A55WIは、Bluetoothネックバンドイヤホン「h.ear in 2 Wireless WI-H700」が同梱されたモデルとなります。WI-H700の価格.comの最安値が16,109円(9/6現在)であることを考慮すると、別々で購入した方が安くなります。。。
サイズは前モデルA40と同等に!
ボディにハイエンドモデルのNW-ZX300と同じ、アルミ削り出しキャビネットを採用したことで高密度・低抵抗値を実現し、クリアかつ重厚感のある低音域再生を実現しています。ボディーサイズはNW-A40シリーズとほぼ同じ55.7mm × 97.3mm × 10.8mmで、重さは約99gとなります。デザインは同様ですが、サイドボタンはNW-ZX300と似たデザインが採用され、より使い易くなっています。カラーバリーエーションは、ペールゴールド、ムーンリットブルー、グレイッシュブラック、トワイライトレッド、ホライズングリーンの5色となっています。
パーツの見直しも実施され、ハイエンドモデルを中心に採用されており「高音質はんだ」を採用。この「高音質はんだ」は不純物が少ないので、鮮明な高音域を実現します。
DSEE HXにAIを搭載
ソフトウェア面では、音質を高音質化するアップスケーリング技術「DSEE HX」にAIを採用。AIの学習機能により、低音質の楽曲のハイレゾ相当の音源にアップスケーリングする際の精度を大幅にさせています。ただし、このAIは予め膨大な楽曲を機械学習させ、DSEE HXにインストールしているので、ユーザーがWALKMANにて機械学習させることは不可です。ハイレゾ音源は、従来の192kHz/24bitに加えて、新たに84kHz/32bitをサポートしました。
エフェクト機能では新たに、アナログレコードの豊かな音質の歪みを楽しめる「Vynal Processor(バイナルプロセッサ」を搭載。アナログレコードの音響効果をDSP(デジタル信号処理プロセッサ)で処理し、再現することができます。今までは、エフェクトとDSEE HXを併用できないケースが多くありましたが、Vynal ProcessorはDSEE HXと併用可能です。なお、3.5mmイヤホンジャック接続時のみ有効となるため、Bluetooth接続・パソコン接続時(USB-DAC)は無効となります。
WALKMANとスマホがBluetoothで連携!
遂に「Bluetoothレシーバー」が搭載され、スマホとNW-A50との連携をサポートしました。端的に言うと、スマホの楽曲を「NW-A50」で再生できるようになりました。スマホで再生している楽曲をBluetoothでWALKMANに配信し、WALKMANから楽曲を聴くことができます。これにより、スマホで再生している楽曲をNW-A50に搭載されているデジタルアンプ「S-Master HX」、音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする「DSEE HX」を通して、高品質な音で聴くことができます。
スマホとWALKMANの接続は、Bluetoothのオーディオコーデック(LDAC/AAC/SBC)で接続します。常に楽曲を転送しながら再生するため、多少のタイミングラグはでるとのことです。本機能利用時は、Bluetoothヘッドホン・イヤホンで聴くことができないので、必ず3.5mmのイヤホンジャックを接続して聴く必要があります。