SONY Mobileがドイツベルリンで開催されているIFA 2016で4.6インチディスプレイを搭載した新型スマートフォン「Xperia X Compact」を発表しました。
この記事の目次
Xperia X Compact は 4.6インチディスプレイ、USB Type-Cを採用!
Xperia X Compactは、4.6インチディスプレイを搭載したコンパクトなスマートフォンです。Xperia Z5 Compactの後継機種と考えられていましたが、Xperia Z5 Compactの後継機種ではありません。
Xperia X CompactはSnapdragon 650(ヘキサコア)を採用したのに対し、Xperia Z5 Compactは810(オクタコア)を採用しています。この時点で、Xperia X Compactがフラッグシップモデル譲りのスマートフォンでないことが言えます。そして、防水・防塵には非対応となります。
充電端子は従来のmicroUSBからUSB Type-Cに変更されています。USB Type-Cは表裏の向きがない端子であるため、使い勝手に非常に優れています。
Xperia X Compact はミッドレンジのスペック
Xperia X Compactのスペックは以下の通り。
・ディスプレイ:4.6インチ HD(1,280×720)
・Android 6.0 (Marshmallow)
・CPU:Snapdragon 650 (ヘキサコア)
・RAM:3GB
・ROM:32GB
・端子:USB Type-C
・バッテリー:2,700mAh
・寸法:29 x 65 x 9.5mm
・重量:135g
全体的なスペックは「Xperia X」と同じです。日本で発売されている現行モデルはXperia Xより1つ上の「Xperia X Performance」。日本でXperia X Compactが発売される可能性は非常に低いと考えられます。仮に発売されるとしても、Xperia X Compactがスペックアップされたモデルだと思われます。
カメラにはレーザーAFを採用、筐体はプラスチックに
同時に発表されたフラッグシップモデルであるXperia XZと同様にカメラには、"レーザーAF"を採用。レーザーAFを採用することで、暗い場所でのフォーカス性能が向上しています。ホワイトバランス調整機能の向上も図られ、ホワイトバランス調整では赤外線を採用した新型センサー「RGBW-IRセンサー」を搭載。写真撮影時に発生していた、屋外と屋内での自動判定の精度が向上します。そして、Xperia XZにも搭載された「5軸手ブレ補正」にも対応しています。その他のカメラの性能は、Xperia X Performanceと同様に2,300万画素、ISO 12800、先読みオートフォーカスを採用しています。
筐体はプラスチックを採用しています。Xperia Xシリーズがアルミボディであったことを考えると少しチープな印象を受けます。ボディカラーは、ユニバースブラック、ホワイト、ミストブルーの3色が用意されます。
バッテリーの劣化を抑えるBattery Careを搭載
バッテリーの経年劣化を抑止する「Battery Care」を搭載しています。Xperia X Performanceに搭載されている"2年経過してもバッテリーが劣化しない"と違い、ユーザーの生活リズムを自動で認識し、適切なタイミングでバッテリーが満タンになるように逆算して充電速度を調整します。こうすることで、急速充電時に発生していたバッテリーの経たりを軽減させ、結果的にバッテリーを経年劣化を抑止します。
グローバルモデルの発売は10月の予定です。日本で発売されるかは現時点で不明。恐らく、日本で発売されたとしてもCPUの性能がアップグレードされ、防水・防塵に対応するものだと思われます。