ソニーがIFA 2019にて、新型WALKMAN「A100シリーズ」を発表しました。A100シリーズは、Android OSとWi-Fiを搭載したことでSpotifyやYou Tubeを視聴できます。加えて、WMポートが廃止され、USB Type-C端子が採用されました。
WALKMAN A100シリーズはAndroid 9 と Wi-Fi を搭載
ソニーがベルリンで開催されているIFA 2019にて、新型WALKMAN「NW-A100」シリーズを発表しました。NW-A50シリーズの後継モデルとなり、ノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンが付属します。価格は350ユーロ。
今回発表された「NW-A100」シリーズは、16GB内蔵ストレージを搭載したウォークマンです。ディスプレイサイズは3.1インチから3.6インチと0.5インチ大型化され、画面解像度は800×480から1280×720と約1.5倍向上しています。
NW-A100シリーズのOSには『Android 9.0』が採用され、Wi-Fiも搭載されたことにより、Spotify・YouTube・Amazon Prime Musicなどの音楽ストリーミングサービスアプリも利用できるようになりました。
従来のWALKMANに採用されていたWM-PORT端子は廃止され、Androidスマホに採用されているUSB Type-Cに変更されています。
A50シリーズ同様にmicroSDカードスロットが搭載されており、microSDによる容量増設(おそらく128GBまで)もサポートしています。
フルデジタルアンプ S-Master HX を搭載!
機能面はA50シリーズに引き続き、フルデジタルアンプ「S-Master HX」を搭載しており、DSD 11.2MHzまでの再生をサポートし、リニアPCMへ変換処理しながら再生します。PCMは384kHz/32bitまでサポートしています。
MP3やAACなどの楽曲をハイレゾ音源相当にアップスケーリングできる「DSEE HX」も搭載。
Android OS採用により、ミュージック再生機能はアプリ化され「W.ミュージック」となりました。A50シリーズのタッチUIが継承されており、違和感なく操作できます。
SpotifyやYou Tubeなどの音楽ストリーミングサービスでの楽曲再生時でも「S-Master HX」や「DSEE HX」の効果を有効化できます。
筐体は上位モデルのZXシリーズと同様に剛性が高いアルミキャビネット、フィルムコンデンサ、高音質はんだが採用されています。
Bluetoothは従来と同じLDACコーデックをサポートし、FLAC形式でのハイレゾ音源などをワイヤレスで再生することができます。加えて、Qualcomm社のaptX HDコーデックもサポートします。
なお、A50シリーズに搭載されていた「Bluetoothレシーバー機能」は省略されています。また、USB DAC機能・オートパワーオフ・FMラジオ・語学学習機能も省略されています。
新たに再生画面が初代WALKMAN風になる再生画面が用意されました。
連続再生時間は有線接続時で最大26時間、Bluetooth接続時で最大10時間となります。10分で2.5時間分充電できる高速充電機能を備えます。重さは約103g。
現時点での日本での発売は未定です。