ソニー・インタラクティブエンターテイメント(SIE)がニューヨークで開催した"Playstation Theater"で新型PS4こと「PS4 Pro」を発表しました。PS4 Proは、開発コード「Neo」として開発が進められていた端末。同時に薄型PS4も発表されました。
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"Playstation 4 Pro"は4K、HDRに対応
今回発表された「Playstation 4 Pro」は、開発コード”Neo”として開発されていた端末。特徴としては2点あります。
その①:CPU・GPUの性能が向上し、4K、HDRに対応
言うまでもなく、CPU性能の向上が図られています。CPUプロセッサ型番自体は従来のPS4と同一。型番は同じですが、動作クロックが向上しています。GPUは従来の1.84TELOPSから4.20TELOPSに向上。
CPU・GPUが向上したことにより、「4K」と「HDR」に対応!同じゲームをプレイする場合でもこの差は現れ、フレームレート数が増加し、より滑らかな映像になります。4K出力がサポートされ、4K対応テレビと組み合わせて使用すれば、より本物に近づいた映像体験ができます。カメラやテレビに続き、ゲームでもHDRに対応しました。HDRに対応ソフトをプレイする場合、今まで以上に色鮮やかな色彩階調表現が可能になり、黒つぶれがしにくくなります。
PS4 Proと旧PS4で同じゲームをプレイする場合でも、PS4 Proでプレイする方が断然キレイに、そしてリアルなゲームをプレイできます。
その②:ac対応で無線LANの性能が飛躍的に向上!
今やパソコンやスマートフォンでは当たり前に搭載されている無線LANの性能が飛躍的に向上しています。PS4 Proでは新たに5GHz帯の「ac規格」に対応。IEEE 802.11 a/b/g/n/acに対応し、従来の2.4GHz帯に加え、5GHz帯も利用できるようになりました。5GHz帯を利用すれば、有線LANにより近い速度でインターネット通信ができるため、有線LANという呪縛から解放されます。Wi-Fi通信状態において、動画のストリーミングやオンラインゲームも快適にプレイできること間違いなしです!
消費電力は250Wから310Wに増加。重量も2.8kgから3.3kgに増加しています。本体寸法は約296mm×55mm×327mmとなり、現行PS4と比べ一回りほど大きくなりました。
1TBを搭載したモデルのみ用意され、価格は44,980円。2016年11月10日に発売される予定です。
薄型になったPS4も発売!価格は29,980円から
同時に薄型になった「PS4」も発表されています。性能は現行型とほぼ同じ。性能の違いとしては、PS4 Proと同様に無線LANが「ac規格」に対応した点と消費電力が250Wから165Wになった点。
無線LANはIEEE 802.11 a/b/g/n/acをサポート。PS4 Proと同様にWi-Fi通信状態でも快適に動画ストリーミングやオンラインゲームが楽しめます。諸費電力も従来より34%減の165Wになり、エコ仕様に進化しています。
肝心な薄型化は現行モデルより14mm薄くなっています。本体寸法は約265mm×39mm×288mmを実現。重さは0.7kg軽量化した2.1kgに。
価格は、500GBモデルが29,980円、1TBモデルが34,980円。こちらは2016年9月15日に発売が予定されています。PS4 Pro と PS4(Slim)のどちらを選ぶか悩みどころですが、4Kテレビをお持ちであれば4K対応の「PS4 Pro」を選択した方が賢明だと思います。