Appleが第4世代「iPad Pro」を発表しました。今回発表されたiPad Proは前モデルに引き続き、11インチと12.9インチの2ラインナップとなります。基本的な性能は引き継ぎ、背面カメラに「超広角カメラ」と3D認識用の「LiDARスキャナ」が搭載されました。

第4世代iPad Proはカメラ性能が大幅に向上

Appleが第4世代iPad Pro(2020)を発表しました。2018年モデルから約2年ぶりのアップデートとなります。

引き続き、11インチと12.9インチの2ラインナップなります。それぞれ、Wi-Fi版とCellular版が用意されるので、11インチ(Wi-Fi版/Cellular版)12.9インチ(Wi-Fi版/Cellular版)の合計4モデルが発売されます。

 

 

最大の進化ポイントは、背面カメラに「超広角カメラ」と3D認識用の「LiDARスキャナ」が搭載された点。

超広角カメラ搭載により画角が広くなり、暗所に強く、画質もよ良くなります。端的に表現すると、今まで以上に広い範囲を写せるので、『両端の人が切れて写真に写らなかった』ということが少なくなります。

 

 

 

加えて、背面には「LiDARスキャナ」が搭載されました。LiDARスキャナは“Light Detection and Ranging (LiDAR)”の略で、LiDARから光を出し、光が対象物に到達してから反射して戻るまでの時間を測定することで、iPad Proと対象物の距離を測定できる技術です。

 

 

この技術はNASAが次期火星着陸ミッションで採用するレベルの先進的なものとなります。

iPad Proでは、屋内外で最大5m先のから反射した光を測定できます。LiDARにより、ARアプリのオブジェクトの配置精度を高めることスピーディーに配置することが可能となります。

 

 

 

A12Zプロセッサ採用によりパフォーマンスが向上!価格は値下げ

第4世代iPad Proには処理性能が向上した「A12Z Bionicチップ」が採用されました。前モデルの「A12X Bionicチップ」よりパフォーマンスが向上していることは確かですが、Appleにしては珍しく、具体的にどれくらいのスペック向上が果たされているかは明言されませんでした。

普段からAppleはiPad Proのメモリ容量について語りませんが、第4世代iPad Proでは全モデル6GBのメモリが搭載されている模様。前モデルが4GBだったことを考えると、純粋にスペックアップしていることがわかります。

 

Wi-Fi 6となり、IEEE 802.11 axもサポートしました。セルラーモデルはギガビットLTEをサポートしています。ただし、5Gはサポートしていません。

 

製品ラインナップも変更され、11インチモデルの最安モデルのストレージ容量が128GB~となりました。これに伴い、64GBが廃止となっています。11インチ 128GBモデルの価格は84,800円(税抜)となり、前モデル比でストレージ容量は2倍にアップグレードし、5,000円安くなりました。

 

11インチモデル価格
●Wi-Fiモデル
・128GB:84,800円(税抜) [第3世代64GB:5,000円安] ・256GB:95,800円(税抜)
・512GB:117,800円(税抜)
・1TB:139,800円(税抜)

●Cellularモデル
・128GB:101,800円(税抜)
・256GB:112,800円(税抜)
・512GB:134,800円(税抜)
・1TB:156,800円(税抜)

12インチモデル価格
●Wi-Fiモデル
・128GB:104,800円(税抜) [第3世代64GB:7,000円安] ・256GB:115,800円(税抜)
・512GB:137,800円(税抜)
・1TB:159,800円(税抜)

●Cellularモデル
・128GB:121,800円(税抜)
・256GB:132,800円(税抜)
・512GB:154,800円(税抜)
・1TB:176,800円(税抜)

 

Apple iPad Pro

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