ソニーが「YY2948」という型番でFCC(米連邦通信委員会)の認証を取得したことが明らかになりました。このYY2948は、まもなく発売されると予想されている左右独立ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」である可能性が高いと報じられました。

FCCを通過したYY2948は ”WF-1000XM4”? LDACをサポートか?

The Walkman Blogによると、FCC認証を通過したSONYの謎型番は YY2948 は左右独立イヤホン「WF-1000XM4」である可能性が高いと報じています。YY2948には、ワイヤレス、ノイズキャンセリング、ステレオヘッドセットに関する文書が記述されており、その中に充電ケースに関する記述もあることから「WF-1000XM4」と予測されています。

 

さらにWF-1000XM4(YY2948)のアンテナがダイポールアンテナ ⇒ モノポールアンテナに変更されている点についても指摘しています。モノポールアンテナを採用したことにより、現行モデル(WF-1000XM3)よりも省エネ化が図られていますが、WF-1000XM4自体の定格が引き上げられていることから高い定格が求められる「LDAC」をサポートしている可能性高いと伝えています。

 

流出したパッケージには “Hi-Res AUDIO WIRELESS” ロゴが記載されていることから、LDACをサポートしているのはほぼ間違いないと考えられます。駆動時間は “6h+18h” という表記になっており、ノイズキャンセリングがONの時は6時間、ノイズキャンセリングがOFFの時は18時間駆動すると考えられます。

WF-1000XM4(YY2948)の充電ケースサイズも明らかになっており、資料に記載されているラベル文字を元に計測すると28.1mm(縦幅)×64.44mm(横幅)となります。

 

WF-1000XM(YY2928)チップセットはMediaTek M2822Sであり、WF-1000XM3が採用しているMediaTek M2811であることからWF-1000XM4であると推察しています。Bluetoothのバージョンは5.2を採用しています。

 

 

WF-1000XM4は形状を変更してマイク・バッテリー性能を向上か?

●パッケージから得られる情報
  1. ソニーが使用しているフォントタイプと同じように見える(フォントが少し細いが...)
  2. ボイスマイク用のスリッドと考えられる
  3. WF-1000XM3やWH-1000XM4と同様の金色のSONYロゴとなっている(ハウジング側面に刻印されているので現行モデルと異なっている点が...)
  4. イヤーチップのデザインが他のソニー製品と異なっている(メモリーフォームであれば、サイズを表す着色リングがあるが本製品には無い...)
  5. 金色の丸はノイズキャンセリング用のマイクであると考えられる

連日のリークでWF-1000XM4は形状を大きく変更すると報じられています。これまでの長方形寄りの “卵型” から “丸型” に変更になる模様です。すでにパッケージと思われる画像がリークされており、上記の通り様々な推測がなされています。初代モデル・現行モデルを所有している個人的な推測として、この形状変更は“バッテリー容量向上” “マイク性能向上” をすべく実行したものと考えています。

現行モデルのWF-1000XM3は去年実施されたメジャーアップデート以降、イコライザとDSEE HXを同時に使用できるようになりましたが、バッテリー容量の持ちが大幅に悪くなりました。2つの機能を同時使用するとなると、大容量バッテリーが必要となります。

また、WF-1000XM3はマイクの搭載位置が悪く、風切り音を拾いやすい傾向がありました。AirPod Proのように歩きながら通話をすると相手に自分の声が届かないシーンが多々ありました。この2点を改善するために形状を変更し、大容量バッテリー(ボタン電池型?)をすると考察しています。

 

なお、WF-1000XM3は2019年7月に販売されています。このことから早ければ2021年7月中に発表されると考えられます。遅くとも毎年ドイツで開催される家電見本市が開催される2021年9月に発表されると思います。

 

Did the WF-1000XM4 just pass through the FCC? (update)(THE WALKMAN BLOG)
Sony WF-1000XM4 design leaked? (update 4)(THE WALKMAN BLOG)

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